OBエッセイ うっちの水たより

近況報告
「〜うっちの水たより〜わき水の里/六郷町の現場実況中継 その1」


【メッセンジャー】内田隆志 (平成11年卒・株式会社青島裕之建築設計室)

For asano lab community from old members


up date 2001/11/05



趣旨

浅野研究室OBからメッセージが届きました。
言いたい放題の月刊エッセイ集。
*いつも時間が空いちゃってスミマセン!






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▼11月号:内田 隆志 の気持ち


 今月15日より、秋田県仙北郡六郷町というところで数ヶ月間おこなってきた設計の監理のため、常駐してお ります。

 まずは先週の出来事。解体工事をおこっているわけですが、既存の酒蔵の1つを某業者が移築し、再生するとのこと。解体工事の大部分は重機械で取り壊すわけですが、移築・再生するとなると、手作業となります。その過程を見ていると1つの蔵が完成するまでの仕事を、ビデオの巻き戻しのようではありますが把握することができました。土壁を剥がすと、杉材の骨組みが現れてきます。しかし、木造在来工法とは異なった特殊な軸組のように思えます(僕の知識がないだけかもしれませんが・・・)。土壁も秋田はいい土がない為、土以外のものが多く使われているそうです。これも“風土”なんでしょうか。

 さて、解体工事のメインは、明治から残る蔵等を残し他を壊す訳ですが、今まで築きあげてきた歴史あるものを重機械で壊していく姿を目にすると、これから建てようとする建物と今の仕事に対して非常に大きな責任を感じました。経験のない僕ですが、建築という行為の多くがその地域の歴史・時間・景観・人々の想い 出等の一部を取り壊してしまうわけであり、これらの一部を再構築するのだと思うとその責任は大きいもの だと思ったわけです。

 そんなこんなですが、入社まもない僕による“六郷町の現場、実況中継”とでもいうべき近況報告をこまめにしていこうと思います。先生方、先輩方にはご不満なことも多いかと思いますが、あくまで建築素人による見解ということで、お手柔らかにお願いします



追伸◎先日、 近くの書店に行ったときのこと。インテリア雑誌がいくつかある中に、唯一建築らしいタイトルを見つけま した。その書名は「木の家に住むことを勉強する本」 です。さすが秋田県!!浅野研究室に居て良かっ た!!感無量です。






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